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5 略記の詳細

5.1 内包の書き方

次の左辺では \(\mathop{{\sf X}}\) が表記上無視されます。
abbr … \(\{ T \mid P \}\) ≈ \(\{ x \mid \exists \mathop{{\sf X}} ( ( P ) , x = T ) \}\)
ソース:abbr Cls(左辺の書き方は \{ $T Cls $_X | $P \})。「$P を満たす $_X について $T を集めたもの」で、$_X は束縛する変数(x ; y のように複数も可)です。小文字の cls(\{ cls x | P \}、条件で集める)とは別の略記です。Cls は項 $T を集めます。例 \{ x + x Cls x | x ∈ |A \} は {x + x | x ∈ A}、z ∈_ \{ x + x Cls x | x ∈ |A \} は ∃ x (x ∈ |A and z = x + x) と読まれます(slash_cli で確認)。所属の書き換え方も違います。slash_cli の出力で比べると、z ∈_ \{ cls x | x ∈ |A \} は [∈ z |A](cls は残らず、P の x に z を代入した式になる=「-| の仕組み」の節の cvt(cls.))、z ∈_ \{ x Cls x | x ∈ |A \} は [∃ x [and [∈ x |A] [= z x]]](Cls は ∃ に開く)です。
次のものの左辺は特殊表記されています。\(\sum_{i\in\{0,1\}}(i+1)=3\) のような記述のための略記です(∑ などの word は別に紹介が要ります)。
abbr … \(_{ P } T\) ≈ \(\{ T \mid P \}\)
ソース:abbr -Cls(左辺の書き方は [ $T -Cls $_X | $P ])。中身は Cls と同じクラスで、違うのは表示(上の特殊表記)だけです。例 [ x + x -Cls x | x ∈ |A ] は \{ x + x Cls x | x ∈ |A \} と同じ式に読まれます(slash_cli で確認)。standard_math/1-1.book の ⋃_ [ \{ set x \} -Cls x | x ∈ X ] が実例です。

5.2 アロー関数

アロー関数は1項関数(gram の返り値が (s,s) の値)を作ります。項に適用するには、?f (x) と同じく直後に ( 引数 ) を書きます。ソース 「 fn x ↦ x + a 」 ( b )、表示は \(\lceil x \mapsto x + a \rfloor ( b )\) です。「 」 は半角のかぎ括弧(U+FF62・U+FF63)です。全角の「 」とは別の文字で、「 」と書くと拒否され、半角の 「 」 を案内されます(旧綴り \[ \] は2026-09-30 に廃止)。
word ap(f ap (x))は、対の集合としての関数 f に代入する別の語です。gram は (ss,s) なので、アロー関数((s,s) の値)に書くと型が合わず Form になりません(「「ap」の引数1には集合(s)が必要ですが…」というエラー)。
\(\mapsto\) の前の v-Form を \(\bullet\) に替えられます。その際 \(\bullet \mapsto\) は略されます。
例  \(\lceil \bullet + a \rfloor\) ≈ \(\lceil x \mapsto x + a \rfloor\)
\(\lceil \bullet \rfloor\) は恒等写像です。● が2回あれば同じ変数です:「 fn ● + ● 」 は x ↦ x + x(`「 fn ● + ● 」 ( a ) = a + a` ◀ O は -| O p; で OK=実測)。
\(\bullet\) は入れ子では使用すべきでありませんが、必ず内側から計算されます。
例  \(\lceil \bullet + \lceil \bullet + a \rfloor ( x ) \rfloor\) ≈ \(\lceil \bullet + ( x + a ) \rfloor\)

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